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5/21『ファイト・クラブ』まとめ①
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5/21『ファイト・クラブ』まとめ①

第1回のまとめを配信します。音声ファイルが4つ(30分ずつ、ラストは1分程度)にわかれてしまっているので、4本になります。次回からは1つになる予定です。

音声ファイルは読書会中のすべての音声が入っていますが、本文中には店主関口がポイントかな?と思った部分をいくつか抜き出します(配信参加のかたのコメントも含む)。


はじめの30分です。

あと、町田さんが用意していた板書の画像を先に貼っておきます(配信では光ってて見えにくかったので)。


・ゲームの主人公が男性固定のものが多い。最近ポケモンとかは選べるようになってきてる(肌の色も!)。女性キャラは服装や容姿が過度に誇張されていることも多い。みたいなことをツイートしたら攻撃された(安全にフェミニズムを語る場としての「閉ざされた」場所があるといい)。

・市場を海外まで考えているとフェミニズム意識があるものになったりする。

・「有害な男らしさ」の象徴をまとう主人公(その解体がテーマ?)。睾丸、お金、社会的地位。肉体的な魅力は持ってないと感じていて、それを補うのがタイラーだったのかも。作中でも「睾丸を切られる」ということが象徴になっていたかも。

・語り手/タイラーと弱者男性は手を取り合えるのか。有害な男らしさの中で手を取り合ってるだけ?

・男性同士のコミュニティには暴力が必要、という印象。虚無。

・睾丸を失ったボブがファイトクラブに入る=男らしさを回復したかった?のちにボブが死ぬのは示唆的?

・小説では神や父親の不在に対する描写が詳しくあった。主人公はそこにもコンプレックスがあったのかも(父親に「何したらいい?」と訊く場面とか)。家父長制、キリスト教社会、資本主義に疲れたのが主人公?

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