こんにちは!
本屋lighthouseの関口です。
2022年1月開催の第5回、概要をお知らせします。
日時:2022年1月29日(土) 19:00〜21:00
テーマ:「性」から考えるユートピア・ディストピア
→今回はいくつかの作品を参考にしながら、性とユートピア・ディストピアについて考えてみたいと思います。単刀直入に言えば「セックス(性交含めた性的な行為)」の話です。それを文学作品はどう描いてきたのか。その際にあらわれる「性差」はどのようなものなのか。そういったことから、現実世界に存在する性差別を考えていけたらと思います。
主に扱う予定の作品は以下になります。
北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房)のChapter5:「ユートピアとディストピアについて考えよう」に収録されている《女は自由な社会の邪魔者なの? ―― ディストピアSFの性差別》内で触れられている、
オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』(早川書房など)
ジョージ・オーウェル『一九八四年』(早川書房)
マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(早川書房)
ザミャーチン『われら』(光文社など)
を中心に、1月に刊行される
遠野遥『教育』(河出書房新社)
も加えて、考えてみたいと思います。
すべて読んでいる必要はもちろんありません。上4作に関してはwikiも充実していますし、北村さんの本を参考にしつつ要点だけおさえておいてもらえれば大丈夫です。映像作品になっているものもありますので、そちらを観るのもいいと思います。
要点としては、
・ユートピアとして描かれる世界において女性が排除されていないか?
・あるいは男性中心的な支配構造の中で「利用」されているだけではないか?
・セックス(性的な行為)に対する「健全な(とされる)感情」に性差はないか?
といったこと(などなど)になります。結論から言えばこれらの問いへのすべての答えが「はい」なのですが、このように文学作品=フィクション世界で描かれるユートピア/ディストピアに性差別が含まれていること、それがこの現実世界とどう関連しているのか、そういったことを考える時間にできればなと思います。
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