「ある本屋」第4回(2期目)のお知らせ 課題本:『フェミニスト・シティ』
2022年11月開催の第4回(2期目)、概要をお知らせします。
日時:2022年11月25日(金) 19:00〜21:00
今回も店内参加とzoom参加(もしくはツイキャス視聴)の2パターンです。
ツイキャス経由で後日の視聴も可能ですので、リアルタイム参加ができない場合でもご安心くださいませ。
課題本:レスリー・カーン『フェミニスト・シティ』(晶文社)
なぜ、ベビーカーは交通機関に乗せづらいのか? 暗い夜道を避け、遠回りして家に帰らなければならないのはどうしてか? 女性が当たり前に感じてきたこれらの困難は、じつは男性中心の都市計画のせいかもしれません。
これからの都市は、男だけでなくあらゆるジェンダーに向けて作られなければならない。
近代都市は男性による男性のための計画によって形作られてきた。多くの公共スペースは女性のために設計されておらず、母親、労働者、介護者として生活する女性たちに不自由を強いてきた。ヨーロッパでは街を歩くだけで売春婦と思われた時代があり、現代においても危険な夜道は解決されない問題として残っている。フェミニズムを建築的に展開させた本書が、世界を作り出す新しい力(パワー)になるだろう。
設計そのものに差別が内包されている事例は多くあり、そのひとつが「まちづくり」だったりします。本屋もその例外ではなく、あらゆるジェンダー(だったり年齢だったり身体的特性だったり)のためにひらかれた・安全な・便利な場所であることは稀です。車椅子で入りにくい、高い棚に手が届きにくい、などなど、改善すべきと思っていても賃貸の造り自体がどうにもしがたく……みたいなこともあったりするわけですが、多くは「無自覚」なものです。ということで、そういった「ここどうにかしてほしい」みたいな事例を、みなで共有する会にしてみたいと思います。本屋に限らず、日々多くの場所で遭遇する過ごしづらさについて、考えていきましょう。*課題本は未読でも問題ありません
店内参加(定員5名)の申し込みは11月に入ってから送るレターにて開始します(閲覧には有料購読が必要です)。
配信参加(人数制限なし)は有料レターを購読していれば自由に参加できます(zoomの招待リンクとツイキャス配信用URL・合言葉は当日配信のレターに記載)。配信はツイキャスに録画も残るので後日の視聴も可能です。
はじめて参加する方は以下のレター(概要のまとめ)もご確認ください。